関西ガザ緊急アクション
イスラエル政府・シオニストによるパレスチナ占領・虐殺の停止に向け、大阪でデモや街宣などのアクションを行っています。過去の取り組みはブログで紹介しています。
大阪・関西万博へのイスラエル参加不承認を求めるオンライン署名
イ ス ラ エ ル を 万 博 に 呼 ぶ な !
第一次集約、2024年8月8日提出しました3633筆
第二次集約、2024年10月7日提出しました8884筆
第三次集約、2024年12月6日提出しました373筆
第四次(最終)集約、2025年3月14日提出しました620筆
☆ 合 計1万3,510筆(2024年7月4日~2025年3月13日)
大阪府庁咲州庁舎43階、2025年日本国際博覧会協会事務所にて提出しました。
数々のご協力ありがとうございました。
詳しくは後日、ブログで報告します。
今(2025年3月21日記)、イスラエル・アメリカは1月19日に発効したガザ停戦協定を一方的に破り、
3月18日ガザでこれまでで最大の空爆を行い、今日には地上軍の攻撃もあったと伝えられました。「イスラエルを万博に呼ぶな」の署名呼びかけは終わりますが、私たちはこれからもイスラエル不処罰の「伝統」を打ち破るべく、ボイコット イスラエル!を呼び掛け続けます。どうぞ、いっしょにorそれぞれに、声をあげ続けましょう。
2024年2月26日
ラファへの攻撃をやめろ全国一斉行動に連帯しJR大阪駅前で行った集会で15万7630円と100シンガポールドルが集まりました。2月26日、UNRWAへ 17万円を送金しました。
ご協力ありがとうございました。
計170,000円
2024年8月19日
缶バッジ売り上げ金、現地送金用としてカンパいただいたものを、
アハリーアラブ病院再建費用として、アハリー・アラブ病院を支援する会を通じて送金しました。
計300,000円
報告が遅くなって申し訳ありません
ご協力ありがとうございました。
2025年3月12日
缶バッジ売り上げ金、ガザ現地送金用として集会等でカンパしていただいたものを
現地アハリーアラブ病院へ送金していただくべく、アハリーアラブ病院を支援する会に送金しました。
ご協力ありがとうございました。
計100,000円
なりたち
2023 年 10 月 7 日、イスラエルによるガザ侵攻が開始。
それを受け 、継続的に 「パレスチナ解放」を掲げ、個々に闘ってきた大阪の市民グループや個人が中心となり、関西ガザ緊急アクションを立ち上げました。
- 取り組み
・「関西ガザ緊急アクション」の歩み (~2025年1月17日現在 )その1 ※ 以降順次追記あり
・「関西ガザ緊急アクション」の歩み (~2025年1月17日現在)
その2 トランスジェンダー差別問題に関する中間報告
パレスチナ恒久停戦!イスラエルは今すぐ撤退!占領やめろ!
Free!Palestine! From the River to the Sea!
パレスチナに自由を求めて
- 「関西ガザ緊急アクション」の歩み (~2025年1月17日現在)その1 ※以降順次追記あり
【2023年10月7日(土)イスラエルによるパレスチナ・ガザ地区空爆】
◆2023年10月12日(木)18:00~於:ヨドバシカメラ梅田前
「10・12ガザ攻撃即時中止を求める緊急行動」
呼びかけ:BDS関西
◆2023年10月19日(木)16:00~於:米・大阪領事館前
「10・19ガザ無差別攻撃中止要請米領事館申し入れ行動」緊急抗議・スタンディング
呼びかけ:BDS関西/CODEPINK OSAKA/関西共同行動/ATTAC関西
200人参加
【2023年10月17日(火)アハリー・アラブ病院爆撃】
◆2023年10月28日(土)17:00~於:中之島公園
「ストップジェノサイド!ガザ緊急アクション」集会~大阪駅までデモ
500人参加
デモ解散後、JR大阪駅北口で街宣アピール行動
呼びかけ:集会実行委員会
200人参加
◆2023年11月18日(土)14:30~於:新町北公園
「ガザ侵攻を止めろ!関西緊急アクション」集会~なんばまでデモ
~解散後、なんば駅周辺で街宣行動
500人参加
以降、「関西ガザ緊急アクション」として呼びかける行動となる。
◆2023年11月29日(水)16:00~於:米・大阪領事館前
「アメリカは武器・資金を送るな!」抗議申し入れ・スタンディング
200人参加
◆2023年12月2日(土)18:00~ 於:ヨドバシカメラ前・北東角
「イスラエルによるガザ侵攻再開に抗議する緊急行動@大阪」
◆2023年12月16日(土)14:30~於:扇町公園
「パレスチナに自由を!関西ガザ緊急アクション」集会~大阪駅までデモ
500人参加
~並行して大阪駅北口にて「涙アクション」および街宣行動を行う
200人参加
【2024年】
◆2024年1月13日(土)13:00~於:JR大阪駅・バスターミナル前
「ガザ連帯グローバル行動デー」スタンディング
200人参加
【2 02 4 年 1 月 26日(金)国際司法裁判所がイスラエルに「ジェノサイド予防のための全手段を講じ ることを求める」暫定措置命令】
◆2024年1月27日(土)17:00~於:新町北公園
「パレスチナに自由を!関西ガザ緊急アクション」集会・デモ~なんばまで
400人参加
【2月5日、伊藤忠商事、国際司法裁判所の暫定措置命令を受けて、イスラエルの軍需企業エルビット・システムズとの協力関係覚書(MOU)を2月中に終了すると発表】
◆2024年2月9日(金) 於:大阪府庁前・外務省大阪分室
「UNRWAへの資金停止措置撤回」申し入れ行動
10人参加
◆2024年2月9日(金) 阪急塚口駅すぐ。日本エヤークラフトサプライ社に
抗議申し入れ行動
【 2月9日、日本エヤークラフトサプライ社は、イスラエル軍需企業エルビット・システムズとの協力関係覚書(MOU)を2月末で終了すると発表】
◆2024年2月16日(金)15:00~ 於:大阪府庁内・外務省大阪分室
「外務省への要望書に対する回答内容の受領と外務省交渉」
14人参加(外務省室内に7名、街頭に7名で行動)
◆2024年2月18日(日)13:00~14:00 於:JR大阪駅・東南側バスターミナル
「2.18 ラファ攻撃をやめろ!全国一斉行動」スタンディング
※UNRWAへの支援カンパを集める
300人参加
◆2024年2月19日(日)※集まったUNRWAへの支援カンパ17万円を送金する
◆2024年3月2日(土)17:30~18:30 於:JR大阪駅・東南側バスターミナル
「ラファ攻撃をやめろ!全国一斉行動」スタンディング
200人参加
◆2024年3月22日(金)12:00~13:00 於:川崎重工(株)関西支社前
「川崎重工はイスラエルと取引をやめろ!」抗議スタンディング
※「イスラエル製ドローンの輸入販売に関する要望書 兼 公開質問状」は郵送で送る
22名参加
※同等文書を「日本エヤークラフトサプライ株式会社」「ファナック株式会社」「株式会社海外物産」「住商エアロシステム株式会社」にも郵送した。
※同日、朝8:30~9:30 於:ファナック大阪支店前でも抗議スタンディングが行われた。
12人参加
◆2024年3月24日
2月16日の口頭での外務省回答に対し、再質問・抗議文書を作成し、再交渉はせずに首相官邸と外務大臣あてに郵送する。また同時に、関係する外務・防衛委員会の議員と大阪府の野党(立民、共産、れいわ、社民、新社会、みどりなど)にその経緯一文を付記して同文書を郵送する。
【 2024年3月25日(月)国連安全保障理事会がガザ地区での即時停戦決議採択-アメリカ棄権】
◆2024年3月30日(土)12:00~13:00 於:地下鉄・京阪天満橋駅前
「3.30パレスチナ土地の日全国一斉行動」連帯スタンディング
200人参加
◆2024年4月13日(土)18:30~ 於:新阿波座公園
「ガザからの声にこころを傾けて」イスラエルのガザ侵攻開始から半年!
※90インチスクリーンに動画を映す試み
※缶バッジを制作し、その売上金は全額現地カンパとするとして販売開始
200人参加
◆2024年4月27日(土)17:30~ 於:JR大阪駅・東南側バスターミナル
「ラファ攻撃やめろ」緊急行動スタンディング
200人参加
◆2024年5月17日(金)18:30~ 於:エルおおさか
広島からレベッカさんを迎えて「懇談会(食事会)」を開く
25人参加
◆2024年5月18日(土)14:00~集会・デモ 於:新町北公園
「ラファ攻撃をやめろ!パレスチナ人に帰還権を!」※「ナクバ」デー連帯行動
※「ラファ攻撃をやめろ!」横幕、「帰還権を」幟、「帰還権」を象徴する巨大「鍵」デコレーションなどを掲げてデモを行った。
450人参加
【 20 24 年5 月24日(金)国際司法裁判所はラファへの攻撃の即時停止をイスラエルに命令】
◆2024年6月6日(木)15:00~ 於:大阪万博協会前(損保ジャパン道修町ビル)
「万博にイスラエルを呼ぶな!」抗議・申し入れ行動(ポスト投函)
50人参加
◆2024年6月16日(日)13:00~ 於:南堀江公園
「イスラエルはラファ攻撃をやめろ!今すく停戦!」
200人参加
◆2024年6月27日(木)9:30~ 於:ファナック大阪支店前抗議申し入れ行動
※対株主総会全国同時アクション
10人参加
◆2024年7月1日 「イスラエルを万博に呼ぶな!」オンライン署名を開始する
※第一次集約を8月4日とする。
◆2024年7月14日(日)14:00~ 於:新町北公園
「今すぐ停戦!パレスチナに自由を!」集会・デモ 難波元町中公園まで
※DontKillアンサンブルによるライブ演奏とアピールを交互に行った。
350人参加
◆2024年7月15日(日)13:30~ DontKillコンサート 於:ドーンセンター
ブース出展 缶バッジ、パレスチナの旗、他、販売。
【7月19日 国際司法裁判所(ICJ)勧告 イスラエルによる占領は国際法違反
できるだけすみやかに撤退すべき。
イスラエル以外の国は占領地でのイスラエルの活動を支援しない義務がある。】
◆2024年7月21日 ⇒名古屋ガザ緊急アクションに連帯アピールを送る
2024年7月24日 ⇒パレスチナ連帯@池袋西口に連帯アピールを送る
【2024年7月31日(水)イスラエルがハマース最高指導者ハニヤ氏暗殺】
◆2024年8月2日(金)18:00~ 於:新町北公園
「パレスチナの解放を求めて!」ピースアクション
関西ガザ緊急アクションと「KYMC(Kansai Youth Movement For Change)」との共催企画
100人参加
◆2024年8月8日(木) 於:日本国際博覧会協会事務所(咲州庁舎43F)
「イスラエルを万博に呼ぶな!」オンライン署名・第一次締め切り分3633筆提出する。
また、同署名を上川法務大臣あてにも郵送で提出する。
◆2024年8月9日(金)12:00~ 於:アメリカ領事館前
「アメリカはイスラエルを支援するな!」抗議スタンディング
呼びかけ:関西ガザ緊急アクションと一人からわたしから行動を・平和市民アクション
120人参加
◆2024年8月12日(月・休日) 18:00~
釜の夏祭り 舞台で、パレスチナ支援アピール 歌:リベパレスチナ、不屈の民
缶バッジ販売
◆2024年8月19日 ガザ、アハリー・アラブ病院へ¥300,000 カンパ。
(アハリー・アラブ病院を支援する会を通じて)
◆2024年8月26日(月)
第42回日本ロボット学会学術講演会(RSJ2024)に「ファナック、川崎重工がスポンサーであることに疑問を呈すると共に、ロボットを軍事に利用しないよう!」、他団体、個人と連名で要請書を送る。
差出人:BDS Japan Bulletin(BJB), Palestinians of Japan, 武器取引反対ネットワーク(NAJAT), 関西ガザ緊急アクション, パレスチナと共にありたい市民有志,関西パレスチナ研究会,Free GAZA・北杜
◆2024年9月3日(火) 9:30~ 於:大阪工業大学梅田キャンパス スタンディングアクション
日本ロボット学会参加者へ、スポンサーであるファナック、川崎重工が、イスラエルの軍事産業と繋がりがあることを訴え、ロボットの軍事利用に手を貸さないよう訴える。
25人の参加
◆2024年9月8日(日)ウーマンズパレードにメッセージを送る
【9月18日 国連総会はイスラエルに対し、パレスチナ占領政策を
1年以内に終結するよう求める決議案を採択。日本政府も賛成する。】
◆2024年9月28日(土) 17:00~ 新町北公園
17:40~デモ出発難波まで
19:00~難波集会
虐殺やめろ!いますぐ停戦!関西ガザ緊急アクション集会デモ
集会 新町北公園 200人の参加。
デモ 御堂筋デモ 難波まで 350人の参加。
デモ後 難波にて、政党アピール含む、スタンディングアピール 150人の参加
◆2024年10月6日(日) 第26回統一マダン生野 於:生野パーク
パレスチナの旗、缶バッジ等販売
【2023年10月7日 ガザ攻撃から一年】
◆2024年10月7日(月)10:30~ 第2次署名提出 於:日本国際博覧会協会事務所(大阪府庁咲州庁舎43階)
『イスラエルを万博に呼ぶな!』オンライン署名8884筆、(8月8日~10月7日)。
大阪万博協会・十倉会長宛署名を、日本国際博覧会協会事務所に提出。
関西ガザメンバーは5人が参加しました。
対応職員は万博協会事務局 法務課のO・Hさん、N・Tさん。
上川外相へは郵送。
◆2024年10月7日(月)18:30~ 於:JR大阪駅 御堂筋口南 バスターミナル広場
10・7 から1年
虐殺やめろ!今すぐ停戦!占領やめろ!
パレスチナ人民の決起に連帯!
STANDINGACTION
この一年を振り返っての発言がつづきました。
更に、発言の中で、ずっと懸案事項であった、関西ガザ緊急アクション内のトランスジェンダー差別にも言及されました。
350人の参加。
◆2024年10月13日(日) 10:00~15:00 反核フェスティバル 於:長居公園自由ひろば
ブース出展。缶バッジ、パレスチナの旗 販売。
◆2024年10月14日(月 休日) ZENKO団結まつり
ブース出展。缶バッジ、パレスチナの旗 販売。
【11月15日 パレスチナ独立宣言 1988年】
【11月20日 国連安全保障理事会 「ガザ停戦決議」
が理事国14か国の賛成(日本政府も提案国)ながら、
アメリカ1国の「反対」=拒否権行使で否決される】
【2024年11月21日 国際刑事裁判所(ICC)、
イスラエルのネタニヤフ首相とガラント前国防相、
ハマースのムハンマド・デイフ軍事担当者に
逮捕状を発行】
【11月29日 パレスチナ人民連帯国際デー】
◆2024年11月29日(金) パレスチナ人民連帯国際デー
12:00~13:00 アメリカ領事館 抗議申し入れ 於:アメリカ領事館前
100人の参加
14:00~15:00 ドイツ領事館 抗議申し入れ 於:梅田スカイビルクリスマスツリー前
アメリカ領事館・ドイツ領事館宛に、申し入れ書郵送
◆2024年12月6日(金)第3次署名提出 於:日本国際博覧会協会事務所(大阪府庁咲州庁舎43階)
『イスラエルを万博に呼ぶな!』オンライン署名
373筆、(第3次提出分10月8日~12月5日)、合計1万2,890筆(7月4日~12月5日).
大阪万博協会・十倉会長宛署名を、日本国際博覧会協会事務所に提出。
関西ガザメンバーは4人が参加しました。
対応職員は万博協会事務局 法務課のO・Hさん、N・Tさん。
【12月11日 国連総会
・UNRWAの活動支持決議を159ヶ国の賛成で採択(日本も賛成)
・ガザの即時、無条件かつ恒久的停戦決議を158ヶ国の賛成で採択(日本も賛成)】
【2025年】
◆2025年1月9日(木)12:00~13:00 アメリカ領事館抗議申し入れ 於:アメリカ領事館前
アメリカはイスラエルを支援するな!
80人の参加。
申入書、アメリカ領事館宛郵送
共催:一人から わたしから行動を 平和市民アクション ・関西ガザ緊急アクション
【2025年1月16日 ガザ停戦協定合意(発効は1月19日より)】
(1月17日・・・・・・・・・・以降、順次追記)
【2025年1月19日 ガザ停戦協定発効 6週間 人質交換、支援物資搬入始まる】
【2025年1月20日 アメリカ、 ドナルド・トランプ大統領就任】
【2025年1月21日 パレスチナの保健省は21日、イスラエル軍が占領下のヨルダン川西岸地区ジェニンで大規模な軍事作戦を実施したと発表した。パレスチナ人9人が殺され、35人が負傷したという。
パレスチナのメディアによると、多数の兵士がドローン(無人機)やヘリコプター、装甲ブルドーザーを伴って、ジェニンとその難民キャンプに進入。空爆も行われた (BBC)】
【2025年1月30日 UNRWA活動禁止法 イスラエルで施行】
【2025年2月4日 アメリカ トランプ大統領、「ガザ住民を移 住させて、跡地を米国が『所有』すると発言】
【2025年2月6日 トランプ米大統領 ICC(国際刑事裁判所)関係 者を制裁する大統領令に署名】
【2025年2月7日 ICC加盟79か国・地域が、トランプ大統領のICC
制裁大統領令を批判する声明発表。日本は参加せず】
◆2025年2月22日(土) 「トランプ政権とパレスチナ~ガザ政権の行方と日本の課題」
今後、わたしたちのやるべきことは何?
役重善洋さん講演会
エルおおさか606号室 14:00~16:30
参加104人
◆2025年3月14日(金)イスラエルを万博に呼ぶな!署名 第4次(最終)提出。5人で。
大阪府庁咲州庁舎43階 2025年日本国際博覧会協会事務所にて
2024年7月4日~2025年3月13日
合計13,510筆
【 2 02 5年3 月 1 8 日 イ ス ラ エ ル 、 アメ リ カ の承 認の もと に 、
ガ ザを 大 規 模 攻 撃 。】
◆ 2025年3月19日(水)アメリカ領事館前緊急アクション
12:00~13:00
65人の方々といっしょに
イスラエル・アメリカによるガザ停戦協定破棄弾劾!
ガザ攻撃やめろジェノサイドやめろアメリカは手を引け
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「関西ガザ緊急アクション」の歩み (~2025年1月17日現在)その2
トランスジェンダー差別問題に関する中間報告
私たち関西ガザ緊急アクションは、10・7以降のガザ住民に対するジェノサイドの激化を受け、関西における社会運動に関わってきた幅広いメンバーが参加するかたちで結成されました。とりわけ、早い時期からセクシャル・マイノリティを含めた若手メンバーも参加するようになり、グラウンドルールや撮影禁止ゾーンの設定などの積極的な提起を通じて、従来の社会運動をよりインクルーシブなものにしようとする方向性が目指されてきました。
そうした中、実行委員の中に、SNSでトランスジェンダー女性への差別投稿をしているメンバーがおり、パレスチナとの連帯を掲げるのであれば、この問題を解決すべきだ、との真摯な問題提起がセクシャル・マイノリティ当事者によりなされ、2024年1月以降、さまざまなかたちで話し合いや学習会の場をもってきました。
問題とされた投稿の内容は、2023年の春、LGBT理解増進法の成立に向けた議論が進む中、性自認を理由とした差別の禁止は女性の安全を脅かすリスクがあり、慎重を期すべきという、当時ソーシャルメディア等で急速に流布するようになっていた議論に沿ったもので、とりわけ、そうした議論をトランスジェンダーに対する差別だと批判する声に対抗しようとするものでした。指摘を受け、投稿はすぐに削除されましたが、それが差別投稿であったという認識の共有はされないままでした。
その後、私たちは、この問題について、性急な糾弾ではなく、まず、関西ガザ緊急アクションのメンバー一人ひとりが、トランスジェンダー差別の問題を学習することが重要であると考え、誰もが排除されない社会運動のイメージを丁寧に共有していくため、学習会やワークショップ、会議をこれまでに20回以上にわたり重ねてきました。
それらの取り組みを通じ、上記のような言説は、トランスジェンダー女性が日々直面している社会的障壁・差別の現実からかけ離れており、むしろ、マイノリティへの権利保障があたかも性犯罪拡大につながるとの根拠に欠けた社会不安を煽り、差別を助長する効果をもつものであるとの理解を深め、共有しようとしてきました。
また、これらの問題を単なる知識としてではなく、被抑圧者・被差別者の声に耳を傾け、その「生き難さ」に思いを馳せることを通じて、家父長制、男女二元論等々の支配的枠組みにおける、シスジェンダーとしての特権性を含めた様々な差別・抑圧への関わりを自覚しようとしてきました。
ガザにおけるジェノサイドに対する抗議行動と並行して行われてきたこれらの会議・学習会を通じて、私たちは、パレスチナに連帯するということと、日本社会における社会的差別・抑圧とを分けて考えるのではなく、むしろ、そのつながりを意識することを通じてこそ、より広くより深いパレスチナへの連帯への道があると考えてきました。
しかし、残念ながら1年近くの議論と学習を経ても認識の一致に至ることができず、問題の投稿をされた方は関西ガザ緊急アクションを脱退するという選択をされました。これは、決して一人のメンバーの問題ではなく、この問題がパレスチナ連帯運動の本質にかかわる問題なのだとの認識を早い段階で獲得できなかった私たちの運動の在り方の問題として捉えるべきだろうと考えます。
トランスジェンダー差別の問題についての提起に対し、関西ガザ緊急アクションにおいて、これを人間の基本的な尊厳にかかわる問題、すなわちメンバー一人ひとりが主体的に向き合うべき問題であるとの認識を共有することにあまりに長く時間がかかってしまい、そのために、私たちの運動から距離を置かざるを得なくなった人、本来であれば共に運動を進められたはずであるにも関わらず参加を断念された人がいることを私たちは忘れてはならないと考えています。このようなかたちで、パレスチナとの連帯を目指す人々のあいだに分断を招いたことをここに深くお詫びします。
今しばらくは、学習会と会議を継続する中で、いまだに十分とは言えないメンバー間での問題意識の共有を進め、これまでトランスジェンダー差別問題ゆえに関西ガザ緊急アクションに安心して参加することができずにきた方達とともにパレスチナ連帯の声を共に上げることができるようになることを目指したいと考えています。
とりわけ、私たちは、パレスチナにおいてジェノサイドと性暴力にさらされながらも、抵抗への意志を持続しているセクシャル・マイノリティの人びとの声に耳を澄ます努力を怠ってはならないと考えます。パレスチナのLGBT解放運動の一翼を担う「アル・カウス」は、次のように述べ、現在ガザで起きている植民地主義の問題が性差別・性暴力の問題と深く交差していることを、具体的に証言しています。
私たちの社会の瓦礫の上でレインボー・フラッグなどを掲げたイスラエル兵や、パレスチナの男性・女性・子供たちに対する性的虐待、拷問、強姦を自慢する虐殺者の映像を、私たちは繰り返し目撃してきている。これらは、パレスチナ人のクイア・ムーブメントが数十年にわたり言い続けてきたことを確認するものに過ぎない。すなわち、シオニストの植民事業は、パレスチナ人に対する性的虐待の上に成立しているということである。
ここで述べられていることは、まさにジェノサイドに対する抗議が、ピンクウォッシングを含めた性の政治利用や性暴力への抗議と切り離すことができないということです。このことは、かつて私たちの国が近隣諸民族に対して行ってきた戦争犯罪への具体的な反省を通じて学んできたはずのことでもあります。性的指向、性自認を含む性の自己決定が人間存在の根幹に関わる問題であるからこそ、かつての日本、そして現在のイスラエルは、自らの植民地支配に対する抵抗運動を殲滅するために、性暴力と一体化したジェノサイドを敢行してきました。
私たちがその一部であるところの、過去数世紀におよぶ植民地主義の歴史は、抵抗運動への過酷な弾圧をつうじて、人間の差別・分断を可能な限り利用し尽くす方法を学習してきました。この卑劣な歴史の積み重ねが現在もっとも苛烈なかたちで集約されているのがパレスチナです。したがって、パレスチナ解放をめざす運動は、グローバルな植民地主義の歴史の根底的な総括と、セクシャル・マイノリティの解放を含めたあらゆる反差別闘争との交差的連帯を否応にも要請されています。このことを、10・7以降新たな展開を見せている日本のパレスチナ連帯運動が、意識的・無意識的に引き受けようとしてきているのだとすれば、遅ればせながらもその闘いに合流し、発展させることこそが私たちの目指すところだと考えます。
Free Palestine!
2025年1月12日
関西ガザ緊急アクション実行委員会
デモ
コールしながらプラカードや旗を掲げて歩き、沿道の市民へアピールしています。
街宣/スタンディング
大阪駅バスターミナル前やヨドバシカメラ前など人通りの多い広場に結集しマイクやプラカードでアピールしています。
申し入れ
イスラエルに加担する企業への申し入れや、UNRWAへの支援停止撤回を求め外務省との交渉を行っています。
全国一斉行動への連帯
主に東京の団体から呼びかけれる全国一斉行動に連帯し行動を起こしています。
■10月7日に始まったハマースをはじめパレスチナの解放を目指す人々による対イスラエル抵抗闘争(アルアクサ洪水作戦)に対し、イスラエル政府はパレスチナ・ガザ住民に対する無差別殺戮で応じ、これまでに4万人にも達する犠牲者が出ています。
■「西側諸国」は、今回の情勢について、イスラエルが建国以来パレスチナ人に対して76年間行ってきた民族浄化・アパルトヘイト犯罪についても、ガザ住民の多くがイスラエル領とされた故郷への帰還権を有していることについても一切言及しないまま、ハマース批判に終始しています。こうした二重規範こそが問題を永続化させていることに気づかなければなりません。
■私たちは、イスラエル政府のガザ攻撃、および米国・日本のイスラエル支援の即時中止を求めるとともに、イスラエル政府のアパルトヘイト犯罪に対し、国際社会が対イスラエルBDS(ボイコット、資本引き揚げ・制裁)を含めた具体的行動を起こすことを要請します。
私たちの主なコールはこちらです
フリー・フリー・パレスタイン!
フリー・フリー・ガザ!
ノー・モア・オキュペーション!
ノー・モア・ジェノサイド!
ボイコット・イスラエル!
フロム・ザ・リバー・トゥ・ザ・シー/パレスタイン・ウィル・ビー・フリー!
虐殺やめろ!
空爆やめろ!
占領やめろ!
今すぐ撤退!
子どもを殺すな!
封鎖をやめろ!
今すぐ停戦!
パレスチナに自由を!
私たちはパレスチナの解放に向けて声を上げ続けます。